自分に合った最高のコーヒーを探すために、必要なことがわかります。
「美味しいコーヒーを飲みたいけど、一体どうやって探せばいいの?」
そんな風に思ったことはありませんか? コーヒーの種類はたくさんあり、お店によっても味が全く違うので、自分に合う一杯を見つけるのは簡単ではありませんよね。
この記事では、あなたにぴったりの美味しいコーヒーを見つけるためのヒントをたっぷりご紹介します。ぜひ、自分だけの美味しいコーヒー探しにご活用ください!
おいしいコーヒー豆を探すには?
売っているコーヒー豆は、いろんな種類があります。
「エチオピア イルガチェフェ チェルベサ ナチュラル」「グアテマラSHB」「ブルーマウンテン」「ケニア マサイAA」
などなど。。。。
いろんな名前がありすぎて、どう選べばいいか
わかりませんっ!
そうなんです。普通、名前を見てどんな味わいだとかわかる人は
ほとんどいないから、選ぶのは難しいと思います。
どうしたらわかるのか。。。
今は、適当に買ってみて、たまたまおいしかったらそれを飲み続けています。
そういう方は多いのかもしれませんね。
でも、意外とコーヒーを探すポイントは多くないんですよ!
ポイントを押さえて探していくと適当に買うことがなくなると思います!
おいしいコーヒー豆を探すためのポイントは、おおきくいうと下の2つでおおよそ掴めるようになります!
コーヒー豆の種類と味の特徴を知る(食材を知る)
コーヒーの焙煎度合いとその味の違いを知る(調理方法を知る)
えっ!種類を全部覚えないとなの?
ムリムリムリムリーー
すべて覚えなくても、ある程度の傾向をつかんでおけば
結構、正しく選ぶことができるようになりますよ!
コーヒー豆の種類と味の特徴を知る(食材を知る)
大まかに豆の種類と味の特徴を知ることがわかります。
コーヒー豆の名前で大体の味はわかりますか?
先に結論をいうとわからないものがおおくあります。
コーヒー豆の名前ってたくさんあるのですが、その例を挙げてみますね。
アラビカ
クリスタルマウンテン
イエローブルボン
マンデリン
グアテマラSHB
ロブスタ・・・・・
今あげたものが、どういう種類を表していることがわかりますか?
私は全然わかっていませんでした。。。
っていうのも、実はいろんな切り口があり、それが混ざっているので、複雑になっているのだと思います。
コーヒー豆のいろいろな切り口って?なに?
さっきの豆の種類がどういう切り口なのか書いたものが下になります。
アラビカ (コーヒー豆の2大品種の一つ コシヒカリやササニシキみないなもの)
クリスタルマウンテン (クリスタルマウンテンという場所でとれた中の最上級豆)
イエローブルボン (アラビカ種の中から派生した品種、黄色い果実のコーヒー)
マンデリン (インドネシアのスマトラ島で栽培されているコーヒー豆)
グアテマラSHB (グアテマラの標高1350m以上のところでとれたコーヒー豆)
ロブスタ・・・・・ (カネフォラ種の品種のひとつ)
ぜんぜん、バラバラだー!
そうなんです。品種だったり、場所だったり、標高だったり。。。
いろいろ混ざっていてわけがわからなくなるんですよ
もともと、コーヒー豆を正しく評価する仕組みがなかったので、各地域でバラバラの基準で作っていました。
そのためいまだに、共通した表現がされていないんです。
コーヒー豆の特徴を判断するには?
コーヒー豆の特徴を判断するには、「地域(国)」「品種」「グレード」「精製方法」が主なポイントになります。
例えば、
「グアテマラ アンティグア ドラドSHB イエローブルボン ラ・エスメラルダ農園」
を例にすると、それぞれ以下のようになります。
地域:グアテマラ アンティグア地区
(火山に囲まれた、水はけがよく、寒暖差の大きい標高1,600-1,800mの土地)
品種:イエローブルボン
(ブルボンアマレロともいわれます)
グレード:SHB
(グアテマラで最上級グレードです)
精製方法:ウォッシュド
(名前にありませんが、グアテマラで明記がなければほぼウォッシュドです)
ここからわかることは、
グアテマラ アンティグア地区は、水はけがよく、寒暖差が大きい標高の高いところであるため、良質のコーヒー豆が栽培できる地域です。そこで栽培された、イエローブルボンという甘味とコクがしっかりしている品種のコーヒーの中でも最上級グレードの豆です。精製方法はウォッシュドでクリーンな味わいに仕上げています。
という風におおよその検討がつきます。
ただ、だいぶ詳しく知らないとわからないと思います。
なので!!!まずは、そのなかでも味に影響の大きい 地域(国) と 精製方法 を押さえておくとよいと思います!
地域による味わいの違い
といった具合に分けることが出来ます。
詳しくは、下の記事をご覧ください。
精製方法による味わいの違い
一方、精製方法は、
大雑把に言うと3つに分かれていて
「ナチュラル製法」「ウォッシュド製法」「パルプドナチュラル製法」があります。
このように、地域と製法でおおよその味を判断することができます。
「エチオピア イルガチェフェ シダモG1 ナチュラル」
はエチオピアのナチュラル製法の豆だから、フルーティーで酸味があり、滑らかな舌触りのコーヒーなんだろうなという感じで
大体の味を想像することができます。
もっと詳しく豆の違いが知りたい方は、下の記事をご覧ください!
コーヒーの焙煎度合いとその味の違いを知る(調理方法を知る)
焙煎度合いによる、味わいの違いがわかります。
コーヒー豆の特徴は、先ほどの「地域(国)」と「コーヒー豆の精製方法」である程度つかめるということは
わかっていただけたかと思います。
では、焙煎で何がわかるのでしょうか。
豆の特徴がわかっているんだから
もう選べるんじゃないの?
みんなの飲んでいるコーヒーの味わいは焙煎で作りこまれるんです
豆は食材、焙煎は調理と思って頂くとわかりやすいと思います
うまく調理しないと食材の良さが出ないですよね!
そういうことです 笑
焙煎はコーヒー豆の成分を熱で変化させて、皆さんの好きな味わいを作り出す作業になります。
うまく焙煎しないと、コーヒーの成分がうまくおいしい成分に変化させられず、
気の抜けた香りのないコーヒー豆になってしまいます。
その焙煎度合い(調理の仕方)によって味わいが大きく変わります
焙煎の仕方は、焙煎士によっても全然違うので、それでは判断できません。
そこで、大きく把握するために、焙煎度合いを使います!
焙煎度合いには、大きく3種類あります。
簡単に言うと軽く炒めるか、しっかり炒めるかの違いという感じです 笑
それぞれの特徴をまとめてみました。
浅煎り(ミディアムローストより浅い)
- 特徴: 酸味が強く、フルーティーな香りが特徴。豆本来の風味を味わえる。
- 味わい: 柑橘系やベリー系の酸味、華やかな香り。
- おすすめ: 酸味が好きな人、コーヒーの風味をじっくり楽しみたい人。
中煎り(シティーロースト)
- 特徴: 酸味と苦味のバランスが良く、飲みやすい。
- 味わい: 酸味と苦味のバランスが良く、コクがある。
- おすすめ: 初心者の方や、幅広い層に好まれる。
深煎り(フルシティロースト、フレンチローストなど)
- 特徴: 苦味が強く、コクがある。香ばしい香りが特徴。
- 味わい: ビターなチョコレートのような苦味、香ばしい香り。
- おすすめ: 苦味が好きな人、ミルクと合わせたい人。
ちなみに、、、
アメリカでは、焙煎度合いを以下のよう細かく分類することが一般的です。
- ライトロースト(極浅煎り)
明るい茶色酸味が強く、フルーティーな香りが特徴。苦味は少なく、コーヒー本来の風味を楽しめる。フルーティーな酸味、華やかな香りフルーツやお花の香りが好きな方、ブラックコーヒーが苦手な方 - シナモンロースト(浅煎り)
シナモン色ライトローストよりも少し深煎り。酸味がやや落ち着き、ナッツのような香りが加わる。酸味とナッツの香りが調和フルーティーな酸味とナッツの香りのバランスを楽しみたい方 - ミディアムロースト(中浅煎り)
中程度の茶色酸味と苦味のバランスが良く、コクも感じられる。酸味と苦味のバランスが良い、まろやかな味わい様々なシーンで楽しめる汎用性の高いコーヒー - ハイロースト(中煎り)
中程度の茶色ミディアムローストよりもさらに深煎り。苦味が少し増し、コクが深まる。苦味とコクが調和食事と合わせやすい、バランスの取れた味わい - シティロースト(中深煎り)
濃い茶色苦味が強くなり、コクが深まる。酸味はほとんど感じられない。苦味が際立つ、コク深い味わいミルクや砂糖との相性が良い - フルシティロースト(中深~深煎り)
濃い茶色シティローストよりもさらに深煎り。苦味が非常に強く、焦げ感が加わる。ビターな苦味と香ばしい香り深煎りの苦味が好きな方、デザートとのペアリング - フレンチロースト(深煎り)
黒に近い茶色油が表面に浮き、強い苦味と焦げ感が特徴。ビターな苦味、焦げ感が強く、濃厚な味わいエスプレッソベースのドリンクに - イタリアンロースト(極深煎り)
黒色フレンチローストよりもさらに深煎り。苦味が極端に強く、焦げ感が強い。非常に強い苦味と焦げ感、ほぼ黒色エスプレッソベースのドリンクに
この特徴をもとに、コーヒー豆を選ぶとおおよそ自分の欲しいコーヒー豆に出会えるかと思います。
もっと詳しく焙煎の違いが知りたい方は、改めて記事を書きますので、そちらをご覧ください。(これもまだ書いてないんですが。。。)
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