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コーヒー豆の品種を解説!|品種で変わる味の違い

コーヒー豆を知る
この記事を読んでわかること

コーヒー豆にはいろいろな品種があり、それぞれに特徴があることがわかります
自分に合ったおいしいコーヒー豆の品種を探すきっかけになります。

コーヒー好きの皆さん、こんにちは!
毎日飲むコーヒーですが、実はコーヒー豆には様々な種類があり、それぞれに個性的な風味があることをご存知ですか?
今回は、コーヒー豆の種類とその特徴について詳しく解説します。
あなたに合った最高の一杯を探す手助けになればと思っています。

コーヒー豆の品種は、数十種類の品種があるといわれています

数多くある中で、一般に飲まれているコーヒーの品種は「アラビカ種」「カネフォラ種」の2つです

植物学的に言うと、コーヒーは数十の種を持ちますが、飲用目的で栽培され流通しているのは「アラビカ種」「カネフォラ種(通称ロブスタ)」の2つです。(※その他、「リベリカ種」もありますが、商用としては扱われません)

コーヒーの木と果実  

品種の関係性

コーヒーの品種の系統は、おおまかにこんな感じになります。

品種改良や突然変異でいろいろ増えていったようです。

ややこしいと思われたかもしれませんが、これらの全部の特徴を知る必要があるわけではありません。

缶コーヒーなどで主に使われるのが、カネフォラ種のロブスタです。現在、出回っているカネフォラ種のコーヒー豆はほとんどロブスタになります。

スペシャリティーコーヒーといわれるものはほとんどがアラビカ種になります。

おいしいコーヒーを探すなら、アラビカ種から探せば間違いないです。ちなみに、アラビカ種がコーヒー生産の75%を占めています

コーヒー豆選びのために知っておくといいかなと思うのが、アラビカ種の中では、「ブルボン」「スマトラ」「ゲイシャ」になります。
それぞれ味の特徴が大きく異なりますので味の特徴を知っておくと豆探しには役立つかと思います。

ブルボン種

甘みが強く、滑らかな舌触り。バランスの取れた味わい。フルーティーな香りや、ナッツのような風味を持つ品種もある。
ミルクなどとの相性もよい。

スマトラ種

厳密にいうと、スマトラ島で栽培されるアラビカ種のことです。
深いコクとスパイシーな香り、酸味が弱く、苦みは深いのが特徴です。
マンデリンをイメージするとわかりやすいと思います。

ゲイシャ種

花のような香りや柑橘系のフルーティーな香りが特徴で、非常に繊細で複雑な味わいです。ジャスミンやバラ、グレープフルーツなどの香りが感じられることもあります。酸味が強く、クリアで爽やかな印象があります。長く、複雑な余韻ですが、軽めで飲みやすいです。

ゲイシャ種が有名になったのは、2004年に開催されたコーヒーのパナマの国際品評会「BEST OF PANAMA」です。
パナマのエスメラルダ農園は、これまで忘れられていたゲイシャ種のカップクオリティが高いことに気づき、栽培を始め
2004年の「BEST OF PANAMA」の品評会で優勝し、これまでにない高値で落札されました。

まとめ コーヒーの種類と特徴

品種による違いを知っておくといいものは以下の③種類、その他は、地域での違いの方が大きい

ブルボン種は、甘みが強く、滑らかな舌触り

スマトラ種は深いコクとスパイシーな香り、酸味が弱く、苦みは深い

ゲイシャ種はフルーティーな香りと酸味が強いが軽めで飲みやすい

詳しく言うともっといろいろあるのですが、コーヒーの種類は、これくらい大きく知っておくだけで充分だと思います。

理由は、「コーヒー豆の産地と味わい」でわかるかと思います。(読みたくなりますよね)

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